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『銀河英雄伝説』名言集 情報について

こんにちは、木彫りグマです。

 

今回は、30年ほど前にであった小説のお話をします。

30年前というと、木彫りグマはまだ中学生。

まだまだ、世の中のことを全く知らない「青二才」でした。

 

近所に、まだ小さな書店が生き残っていたころ。

まるで、ドラえもんに出てくるような書店で手に取った一冊の本。

その本が、木彫りグマに大きな影響を与えました。

 

本の名は『銀河英雄伝説』。

今回は、『銀河英雄伝説』の大まかなお話と、銀河英雄伝説の中に登場した情報に関する名言を紹介したいと思います。

 

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銀河英雄伝説』との出会い

 

銀河英雄伝説』は小説家の田中芳樹氏によって書かれたスペースオペラ

スペースオペラは、ざっくりいうと、宇宙を舞台にした未来の物語のです。

 

初版本が出版されたのは1982年。

トクマ・ノベルズから刊行されたのが始まりです。

本編が全10巻、外伝4巻という結構な大作でした。

 

それまで、『三国志』や、戦国時代ものの小説は読んでいましたが、SFやスペースオペラにはあまり関心がなかった木彫りグマ。

ふと、”魔が差して”手に取ったのが『銀河英雄伝説』でした。

 

最初に手に取ってから、夢中になるまで5分とかかりません。

あっというまに、第一巻の3分の一まで読み終えて、ここが書店であることに気づきました。

幸い、1,000円ほど持っていたので、すぐさま買って帰ります。

これが、木彫りグマと『銀河英雄伝説』の出会いでした。

 

 

銀河英雄伝説』の舞台設定

 

銀河英雄伝説』の時代、人類はワープ航法を編み出して宇宙に乗り出していました。

宇宙に乗り出した人類は、幾度もの内戦を経て銀河連邦を作ります。

その銀河連邦を乗っ取ったのがルドルフ・フォン・ゴールデンバウムでした。

 

ルドルフは、腐敗した共和制国家である銀河連邦を乗っ取り、自分を皇帝とする銀河帝国の成立を宣言します。

このあたりは、ワイマール共和国を事実上のっとったヒトラーを思わせる展開ですね。

 

ルドルフは自分の従う部下たちを貴族とし、銀河帝国を守る役割を与えます。

国民の大多数は平民となり、銀河帝国皇帝や貴族によって搾取されました。

 

銀河帝国の平民のなかで、帝国を倒そうとしたり、共和主義をとなえた人々は殺されたり、家族ごと辺境に追放されました。

追放された共和主義者の一部は、アーレ・ハイネセンを指導者として帝国を脱出。

帝国の手が届かない場所で自由惑星同盟を建国しました。

 

やがて、銀河帝国自由惑星同盟の勢力は互いに相手の存在を認識。

ともに、相手を滅ぼそうと150年以上戦い続けました。

そして、銀河帝国ラインハルト・フォン・ローエングラム自由惑星同盟ヤン・ウェンリーという二人の英雄が現れることで、時代が大きく変化します。

 

 

銀河英雄伝説』の情報に関する名言

 

銀河英雄伝説は、小説だけではなくアニメにもなりました。

旧作と通称される徳間書店のアニメは、当時、第一線で活躍していた有名声優が多数集ったため、「銀河声優伝説」の異名を持つ作品となります。

 

その声優陣の中に、名探偵コナン毛利小五郎北斗の拳ケンシロウキン肉マンシティハンターの冴羽獠などを演じた神谷明がいました。

銀河英雄伝説』で神谷が務めたのは、比較的脇役のバクダッシュ大佐。

自由惑星同盟側の主人公であるヤン・ウェンリーの暗殺に失敗して、ヤンの幕僚になった曲者参謀です。

 

バクダッシュの役どころは「情報参謀」。

彼のセリフを思い起こすと、今回のコロナウィルスなどで氾濫する情報に、どうやって向き合ったらよいかのヒントになる気がします。

 

「世の中に飛びかっている情報ってものには必ずベクトルがかかっているんだ。

つまり、誘導しようとしていたり願望が含まれていたり、その情報の発信者の利益を図る方向性が付加されている。

それを差し引いてみればより本当の事実関係に近いものが見えてくる。」

 

そして、情報の発信者が見えないときは

「よく言うだろ。犯罪が行われた時、その犯罪によって利益を受けるものが真犯人だって、それと一緒さ」

 

これは、なかなかに卓見だと思います。

 

何かの情報を発信する人は、何らかの意図をもって発信することが多くありませんか?

「~だってよ!」(ほら、私が思ったとおりでしょ!)とか。

「~に違いないって!」(って、私は思うんだ!)という感じ。

発言の後ろに、その人の「意見」がくっついていると思うんですよね。

 

そのことを、方向性「ベクトル」と解釈してよいならば、情報には方向性(バイアス:偏り)が含まれているという発言は、卓見なのではないかと思います。

 

同じく『銀河英雄伝説』から、ヤン・ウェンリーのセリフ。

「正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上にはじめて成立する」

 

当たり前のことを言っているように聞こえますが、正しい情報を正しく分析するのがとても難しいと思いますね。

そうなると、情報の正確性を高めるために、「裏を取る」ことはとても大事なことではないでしょうか。

 

 

事実と意見の分離。それが、情報分析の第一歩

 

かつて、小論文を教えていた時、「事実と意見を区別しなさい」と指導していました。

どこまでが事実で、どこまでが自分の意見なのか。

 

情報を分析するときは、その逆をやります。

この情報のどこまでが事実で、どこまでが情報発信者の意見・意図なのか。

情報における「事実」は、どこまで客観的に正しい事実なのか。

しっかりと見極める必要があると思います。

 

今後も、折に触れて『銀河英雄伝説』のことに触れていきます。

なお、原作に興味がある方はこちらもどうぞ!

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銀河英雄伝説(1(黎明篇)) (創元SF文庫) [ 田中芳樹 ]

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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