「水道工事っていくらかかるの?」
「どうして水道工事が必要になった?」
「悪徳業者の詐欺にあわないためには?」
このページをご覧の方はそんな疑問を持っているかもしれません。
水道工事が必要になった理由は水道管の老朽化による漏水でした。
漏水箇所が悪く、一部の水道管交換では対応できず、水道全体を取り換えます。
その結果、50万円ほどの費用が掛かりました。
また、2つの業者に相見積もりを行い、工事内容などを吟味したことで工事費用の過大請求に遭わず、しっかりした工事を施行してもらえたと考えています。
今回は自分が経験した水道工事についてまとめます。
漏水発見と初期対応
計測員によると、家に人の気配がしないのに水道メーターが回っているとのこと。
たまたま、計測終了直後に家族が帰宅したので、計測員が気を利かせて、「家に人はいますか?」と聞いてくれました。
家族が「誰もいないです。」と答えると、計測員は「漏水の可能性があるので、この紙に書いている業者に調査を依頼したほうが良い」と教えてくれました。
帰宅後、計測員からもらった市の水道業者について、ネットで確認。自宅のある地区を担当している業者であることを調べたうえで自宅に来てもらうことにしました。
1社目の見積もり
最初の業者(A社とします)は、家の中のバルブを一つ一つ締めながら漏水個所を探りました。
15分後、業者から「漏水箇所が特定できません。元栓付近の漏水の可能性が高いので、費用の見積もりは出せません」といわれます。
それでも、無理に見積もればいくらかと重ねて問いかけると「100万は見たほうが良い」とのこと。
さすがに、「では、お願いします」といえる料金ではなかったので、いったん保留にしました。
2社目の見積もり
次の業者(B社)は、以前、自宅の外壁修理をお願いしたことがある業者です。
社長とも、その時に顔見知りとなったので、そちらに相談してみました。
B社は担当者をすぐに送ってきてくれて、調査を始めてくれました。
漏水箇所が特定できないことは同じです。
しかし、B社は別の提案をしてくれました。
曰く、「漏水個所を見つけるため、調査に時間をかけるよりも、築年数(築40年)から考えれば水道管を丸ごと取り換えたほうが良いのではないか」とのこと。
丸ごと取り替えた場合、費用は50万円から80万円の間で可能とのことでした。
部分修理なら、場所が見つかれば数千円から数万円で可能ですが、場所を見つけるまでに手間がかかり、見積もりを出すのは難しいとのことでした。
高額なので結構悩み、家族とも相談しましたが、部分修理で運よく漏水個所をすぐ見つけたとしても、別な個所が破損して漏水するかもしれない。
また、漏水箇所が見つかるまで職人さんたちに来てもらうとなれば、調査だけでも日にちや費用がかさんでしまいます。
それなら、費用の上限がわかっているだけ良いのではないかという結論になりました。
工事開始
2019年の3月の中旬頃、水道管を取り換える工事が始まりました。
職人さんが4~5人。コンクリートを掘削する機材などが持ち込まれ、工事が始まります。
工事日は、幸いなことに好天で予想よりも順調に作業が進みました。
その結果、丸二日を予定していた工事は1日半で終わります。
作業中の職人さんたちが休憩中に、工事の進捗状況などを聞いたところ、わかりやすく教えてくれました。
工事の終了と費用
工事が無事終わり、家の中で水道を使用してみました。
そうすると、ふろ場や洗面所、トイレなどいままで水が出にくくなっていた場所の問題がすべて解決していました。
どうやら、漏水とは関係なく、水道管自体が古くなっていて水の出が悪くなっていたようです。
木彫りグマは当初の見積もりの最大である80万円を予想していましたが、作業が順調に進んだことなどから、最低の50万円で済みました。
A社とB社の違い ~B社にした理由~
実は、A社とB社は印象面で大きな違いがありました。
A社は市のリストに載っている水道の専門業者。施工実績もしっかりある会社でした。
しかし、家の中を調査しているときも、態度が少し横柄で、正直、気分を害していました。
また、金額を100万円といったときに、「あ、あまり受けたくない仕事なんだな」となんとなく思いました。
その理由は、金額を提示した時の相手の態度がなげやりに感じたからです。
この時期、凍結などが原因の水道工事が毎日のようにあり、指定業者であるA社は忙しそうでした。
なので、元栓付近で漏水が確認しにくく、トラブルになりやすい我が家の工事にはかかわりたくなかったのかもしれません。
B社は、前に外壁工事をしてくれた時に、母が孫たちのために足置きを作ってほしいと職人さんたちに頼んだところ、追加料金なしで、廃材を上手に使って足置きを作ってくれました。
これは、主観ですが、現場にいる職人さんや担当者さんがお客さんのために裁量を利かせて何かができる会社は、社長などの上役がそれを容認する度量の広さがある会社だと思います。
建設・土木関係は金額もさることながら、作業をしてくれる職人さんたちの質が第一に優先だと思います。
手抜き工事をされたくないと考えるなら、工事を依頼しようと考えている会社が受け持っている現場を少しでも見たほうが良いかもしれません。
職人さんたちの様子を見れば、会社の程度というかレベルがよくわかるというのが私の持論です。
後日、浮いた分の費用で懸案となっていた仏間の床を張り替えました。
結局、支払った額は80万円近くになりましたが、一家にとっては良い工事だったと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。